外務省は17日、タクシン元首相がニカラグアの外交パスポートを所持している事を確認した事を明らかにした。
タリット報道官によると、これまで特命大使として発行されたと伝えられていたニカラグアの外交パスポートは、ニカラグアへの投資呼び込みの為の特別使節向けとの名目で昨年1月頭頃に同国の大統領府から支給されたものだという。
また、タリット報道官は、現地日付の17日に在メキシコのタイ大使がニカラグアの在メキシコ大使に対して、タイ国内でタクシン元首相に対して逮捕状が発行されていること、同元首相が国外に拠点をおいてタイに対する政治的活動を展開したり、国内の情勢を扇動する事をタイが希望していない事を伝えると共に、身柄引き渡しに向けた協力を要請した事を明らかにした。尚、タイとニカラグアとの間に犯罪者引き渡し条約は締結されていない。
一方、タイ国内の各メディアは、17日付けのドバイの現地紙Arabian Businessの報道として、タクシン元首相がドバイを立ちニカラグアに向かったと報じた。
尚、報道により同紙がタクシン元首相が既に週末にニカラグアに向け飛び立った、同元首相が外交旅券を所持しているニカラグアに向け飛び立ったと報じたとするものがあるが、同紙のサイト上で確認できる記事ではタクシン元首相がニカラグアの外交旅券を使用して旅立つ意向を示したと記されているが、具体的な行き先に関しては記されていない。
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