ラーチャブリー県第一選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属元下院議員のゴープグン・ナポームロップディー女史(50)が、5月27日に県都内中心部で銃の乱射を受け死亡した事件に絡んで31日までに元上院議員のナピントン・シーサンパーン氏が事実上でオーナーである市場の代表者の他、ガムナン等が実行犯として逮捕された事を受け、再度新市場の利権を巡ってゴープグン女史と対立関係にあったとされるナピントン氏が首謀し殺害した可能性が再浮上しています。 尚、警察側は、現状ではまだナピントン氏に対して事情聴取を行える段階では無いと説明しています。 尚、警察側は31日までに、住民等から寄せられた情報を基に捜査を進めた結果、県都内の新市場の利権を巡る対立が事件の背景にあると断定し、31日までにバーンラート郡内の大物ガムナンとして知られるサムローン・オームトーン容疑者(45)を潜伏先の愛人宅で逮捕した他、サムローン容疑者の息子であるスパリット・オームトーン容疑者(26)、県都内にある野菜・青果市場のシームァン市場社長のアナンタサック・シーサワット容疑者(42)及び市場関係者のアーナン・パンラット容疑者(26)を実行犯として逮捕していました。 また、同じく容疑者として逮捕状が発行されていた、県都内ゴ・プラップ・プラー地区の地区長であるサンガット・プムペーン容疑者は、警察が逮捕に向かう前に服毒自殺していた事が確認されていますが、警察側はサンガット容疑者が服毒自殺する前に夫人に警察に出頭する決心がついたと語っていたこと、また残された遺書に実行犯である事を認めた上で、ナピントン氏は一切犯行に関係ないとの記述があったことから、口封じの為に毒を盛られ殺害された可能性も否めないとの見方を示しているようです。 一方、シームァン市場社長のアナンタサック容疑者が警察で任意の事情聴取を受けている際に、同市場関係者約200人が警察署の出入り口前を封鎖し抗議活動を展開する場面も見られていたようです。
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