アピシット首相は24日午後、反独裁民主主義同盟のデモ隊が首相官邸の全ての出入り口を封鎖し座り込み活動を展開しているに拘わらず通常通り25日に官邸内で執務を執る考えである事を再確認した上で、官邸を包囲しているデモ隊が非武装である事が確認された場合は、閣僚共々徒歩で官邸内に入場する用意がある事を明らかにした。
首相によると、徒歩での官邸内の入場は挑発目的ではなく、あくまで自分の仕事場に行くためのものであるという。
また、強制排除に乗り出す可能性に関しては、包囲活動が平穏・整然と行われている事から必要は無いとの考えを示したが、仮に官邸内に押し入るような事態に至った場合は、法手続及び国際的な基準に則り対応策を講じることになるが、この場合はデモ隊の幹部側が全責任を負う事になると指摘した。
一方、同盟DTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は、最低一昼夜に渡り座り込み活動を行う方針を確認した上で、座り込みを継続実施する可能性に関しては、その都度の状況を見極めた上で判断する方針である事を明らかにした。
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