プゥア・タイ党所属下院議員で下院第二副議長のアピワン・ウィリヤチャイ大佐は11日、前日に党が不信任決議案審議を3月11日に行う方向で決議案の提出を進める方針を決定した事に対して反対の意を表明した上で、時間をかけて情報を収集し証拠を固めてから審議に持ち込むべきであると指摘した。
また、アピシット首相が日本を訪問した際に630億円の借款の約束を取り付けた事が、事前に議会の承認が必要であるとする憲法の規定に反しているとプゥア・タイ党側が主張している事に関しては、不信任決議案審議の場に持ち込まずに、憲法裁判所の判断を仰ぐ等の他の手段を利用して追求するべきであるとの考えを示した。
更に、不信任決議案審議の際に野党側が指名する首相候補者に関しては、現在チャルゥム・ユーバムルン警察大尉、ミンクワン・セーンスワン氏及び自分の名前が指名候補者として挙がっている事を明らかにした上で、自分自身は喩えチャルゥム警察大尉が首相候補者指名に意欲を示していても、より適任であるミンクワン氏を推す考えであると語った。
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