22日午後、民主主義市民連合系のプーヂャッカーン紙及びポスト・トゥデー紙(何れもオンライン)が、タクシン元首相に近いとも指摘されている法務省特別捜査局局長のタウィー・ソートソーン警察大佐が同局幹部等を招いて同日夜に宴会を開くとの報を受け、俄に同局長が辞職するのでは無いかとの憶測が広がっていると報じている。
サマック政権時代に更迭された、タクシン政権時代の不正案件や弁護士失踪事件等の重要事件の捜査を進めていた、クーデター政権時代に就任したスナイ前局長の後任として就任したタウィー局長とピーラパン法務大臣との間に、同大臣に対する盗聴疑惑やウェブサイトに不敬罪に該当するクリップを投稿した容疑で男が逮捕された案件等を巡った対立があったと見られており、また、プゥア・タイ党が告発したTPI社から連合に流れた資金が民主党所属議員系の会社で洗浄されていた疑惑に関する捜査に関与している事から、同局長の更迭は時間の問題であるとの見方が支配的になっていた。
一方、親タクシン派放送局DTVの3幹部は21日、法務省特別捜査局の局長が更迭された場合は、明らかに恣意的・報復的な更迭であるとして赤服軍団を動員して法務省の包囲を開始し抗議すると宣言している。
タイの地元新聞を読む