8日、ブリラム県第二選挙区から出馬しているプゥア・タイ党公認候補のヂャムラット・ウィヤンソン氏が警察署を訪れ、前日夜に行われた立会演説を妨害し中止に追い込んだ約200人の赤服軍団に対して法的措置を講じるよう要求した。
約200人の赤服軍団は、反独裁民主主義同盟旧PTV系幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏が演台上で、ブリラム県を地盤としているネーウィン・チットチョープ氏系の会派が支持しているアピシット首相を非難する発言をしている最中に、突然立ち上がり演台に向け石やペットボトル、卵を投げつけ立会演説会を中止に追い込んだとされている。
ヂャムラック氏によると、赤服軍団は前日14:00頃から立会演説会場に集まり始め、演説会に参加する住民等に対していやがらせ等を繰り返していたという。また、赤服軍団の一部は酒を飲み酔った状態だったという。
一方、ネーウィン会派幹部のブンヂョン・ウォントライラット氏(副内務大臣)は8日、同盟旧幹部のナタウット・サイグゥア氏の発言を引用しながら、ブリラムで発生した赤服軍団による同盟幹部への卵等の投げつけ行為は、赤服軍団がラムパーン県内でチュワン元首相に対して行ったのと同様に民主主義体制下で保障されている表現の自由に則ったものであるが、法に違反している部分があれば当然法の執行を受けるべきであると皮肉混じりで語った上で、今回の行為にはネーウィン会派は一切関与していないと語った。
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