旧反独裁民主主義同盟PTV系幹部で親タクシン派番組「今日の真相」のメインホストであるウィーラ・ムシカポン氏は7日、民主党を中心とした次期政権樹立を目指す政治連合の結成は軍が背後で関与した偽装クーデターであると指摘した上で、13日に予定されている番組イベントの際に真相を白日のもとに晒す考えである事を明らかにした。
発言の中でウィーラ氏は、民主党主導の連立政権樹立構想に参画した政党や会派関係者が陸軍の大物に面会していたと指摘した上で、陸軍がお膳立てをした民主主義制度を裏切るような政権の樹立には徹底的に反対すると語った。
ウィーラ氏によると、陸軍側が関与を否定しようが、民主党の幹部が党本部を出て会見場に到着する迄に2時間という異常に長い時間がかかっていた事からも陸軍側と民主党との間で何らかの協議が行われた事は明白なのだという。
一方、民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は、タクシン元首相が民主党主導の連立政権構想に罠を仕組んでいる恐れがあると指摘した。
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