17日昼過ぎに都内ラートブラナ区内にあるモーテル内でタラートプルー署の捜査班指揮官の地位にあった警察中佐の他殺体が発見された事件について、警察は18日までに容疑者の似顔絵を作成し犯人をほぼ特定した事を明らかにしました。
事件は、17日未明4時頃に30歳くらいの背が高い女性を伴ってモーテルにチェックインしたチャニント・ブンナーク警察中佐が室内で他殺体で発見されていたもので、警察側はチェックイン後約1時間後に1人で部屋を出てチャニント警察中佐の車を運転してモーテルから出た女性が事情を知っているとして捜査を進めていました。
尚、死因に関しては、外傷等が確認されていないことから何らかの薬物を飲まされ殺害されたものと見られているようです。
警察によると、これまでの調べで殺害されたチャニント警察中佐は、複合娯楽施設のトンブリー・プラザで知り合った女性を伴い自分の車でモーテルにチェックインしていたこと、その後チャニント警察中佐の声でモーテルのオペレーターに一緒にチェックインした女性が一人で自分の車を運転してモーテルの外にでるような事がないよう申しつけていたが、その後力が抜けた男の声で、一緒にチェックインした女性が一人でモーテルの外へ出ることを許しても良いとの電話があった事が確認されていることから、一緒にチェックインした女性が口封じの為若しくは強盗目的でチャニント警察中佐を殺害後に、男の声色でオペレーターに電話をしてチャニント警察中佐の車を使用して逃走したとみて、モーテル関係者の証言から似顔絵を作成した結果、複数の証人から特定の人物を容疑者としてほぼ特定することができたようです。
また、オペレーターの証言等から、一緒にチェックインした"女性"は、声色や体格からニューハーフだった可能性も濃厚になっているようです。
(その後の報道によると警察は過去に殺人歴があるチャイヤプーム県出身の36歳の"男"を特定し行方を追っているようです。また死亡した警察中佐は、毎回違う"女性"を連れ事件が発生したモーテルを利用していた常連さんだったようです)【社会の最新記事】
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