反独裁民主主義同盟は12日夕方、13日9:00に国家警察本部前で抗議活動を展開する方針を明らかにしている民主主義市民連合のデモ隊を阻止する為に人員を動員し同本部前に集合をかける方針が無いことを確認すると共に首相官邸の解放行動に乗り出す方針を明らかにしている元警察局副局長のサラーン警察大将の方針に反対を表明した上で、12日から14日にかけて開催される大規模集会では、「10月14日から35周年」をキーワードにクーデターでは問題を解決する事が出来ない、選挙で選ばれた政府を支持するとする同盟側のスタンスを訴える方針であることを明らかにした。
また、同盟は、7日に発生した強制排除行動の際に死亡した連合のデモ隊に所属する女性が、自らが所持していた爆発物により死亡した疑いがあるとして、15日10:00に国家人権委員会を訪問し調査を要求する方針を明らかにした。
同盟側によると、クーデター発生直後に、クーデターに抗議する為にタクシー車両で戦車に突進し、その後自殺したタクシー運転手の偉業を称える為に今月29日から31日にかけて再度大規模集会を開催する予定だという。
一方、先に首相官邸の解放行動に乗り出す方針を明らかにしていたサラーン警察大将は、13日の警察の日にあわせて抗議活動を展開する連合に抗議する為に、同日朝5:00に白い服を着て警察の日の記念式典が開催される国家警察本部前に集まるよう現役・退役の警察関係者に訴えた。
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