2日昼過ぎ、テレビ局ch3内でキャスターのウィサーン・ディログワニット氏に対して暴行を振るったチューウィット・ガモンウィシット氏は同日夕方記者会見を開き、暴行を振るった事を認めた上で、ウィサーン氏や非難声明を発表したマスコミ団体に対してかかる行為にでたことに対して謝罪の意を表明したが、暴行のきっかけとなったウィサーン氏のインタビュー内でのマスコミ倫理に反する対応に対しては断じて許さない考えであることを明らかにした。
この暴行事件は、ch3のニュース番組の中で行われたインタビューの終盤でウィサーン氏が選挙用ポスターに使用されているチューウィト氏のイメージが、途中から当初のアグレッシブなイメージからサイレントなイメージに変更した事に絡んで、オフレコで再任を目指しているアピラック・ゴーサヨーティン氏に対抗してイメージを替えたと語っていた事に触れながらチューウィット氏は表と裏を使い分けると指摘した事に対して、チューウィット氏がオフレコで語られた事を持ち出したウィサーン氏の倫理観の欠如を指摘した際に、ウィサーン氏が具体的な返答をせず時間切れを理由にインタビューを打ち切った事に対して不満を持ったチューウィット氏が、スタジオから出ようとしていたウィサーン氏に一言も言葉を発せず暴行を振るったというもの。
チューウィット氏は発言の中で、暴行を振るった事に対しては謝罪したが、あたかも自分が卑怯者であるかの様なイメージを植え付けたままインタビューを打ち切ったマスコミ倫理に反する対応を生放送内で行ったウィサーン氏の番組内での対応に関しては一切許す考えは無く、逆にウィサーン氏に対して、他人の尊厳を無視した事に対して自分に謝罪する気持ちがあるのか知りたいと語った。
また、今回の事件がバンコク知事選に与える影響に関しては、自分を支持している有権者は自分の性格を知った上で支持している事から大きな影響は無いとの考えを示すと共に、仮に知事に当選しても、今の性格のままで職員と上手くやっていける自身があり、また自分の性格を変える考えも無いと語った。
タイの地元新聞を読む