13日未明、バンコクのウィパーワディー・ランシット通り上り車線上で、暴走族の取締作業中だった首都圏警察本部ウィパーワディー署所属の巡査部長(50)が、集団で暴行を振るわれ死亡するという事件が発生した。
警察側は、巡査部長が集団で暴行を振るわれていた際に何者かに首を絞められたことにより窒息死した可能性が高いとの見方を示している。
現場は、セントラルデパート・ラートプラーオ店前の路上で、反対車線側にはPTT社の本社ビルがある。
殺害された巡査部長は、乗用車やバイクが集団で路上を走行しているとの通報を受け他の署員と共に取締の為に現場に駆けつけていたもので、小型トラックやワンボックスカーから降りてきた鈍器状の物を持った若者グループに集団で暴行を振るわれていたとの目撃証言がある。
また、目撃証言によると、若者グループは、ワンボックスカーで走行路を塞ぎ通行止め状態にした上で、暴走行為を行っていたという。
この事件に絡んで、警察は4人の若者の身柄を拘束し事情聴取を行っていたが、証拠不十分であるとして同日昼までに全員の帰宅を許されている。
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