私立バンコク大学が行う世論調査クルンテープポールが、バンコク在住の有権者1,158人を対象に行った調査で、44%の回答者が先に行われた内閣改造に不満足であると回答し、その多くが情実人事、適材適所の原則に適っていない等の理由をあげ、一方で、満足であると回答した36.8%の回答者の多くが、国内問題解決に期待が持てる、別の人材に機会を与えた等の理由をあげていた事が明らかになった。
また、最も適切な人事が行われたと思われる閣僚に関しては、最も多い36%の回答者がテート外務大臣をあげ、以下、ゴーウィット副首相兼内務大臣(21.5%)、副首相兼商務大臣から異動になったミンクワン工業大臣(8.5%)と続く結果になった。
更に、支持率への影響に関しては、半数近い48.3%が上昇・下降何れにも影響しないと回答し、30.5%が支持率低下に繋がる、21.2%が支持率上昇に繋がると回答した。
一方、個別の国内問題解決に対する期待度に関しては、国際関係関連に関しては、33.7%が解決が期待できる、22.9%が期待できない、景気・物価問題に関しては、39.1%が期待できない、30.5%が期待できる、国内対立問題に関しては、50.1%が期待できない、14.5%が期待できる、南部問題に関しては、63.3%が期待できない、11.1%が期待できると回答する結果になった。
また、早急な解決を望む問題に関しては、最も多い61.3%が景気・物価問題をあげ、以下、国内和解・国内一致団結の推進(12.3%)、南部問題(9.5%)、国際関係問題(5.1%)、不正・汚職問題(4.5%)等と続く結果になった。
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