最高裁判所は8日、選挙違反に問われている前下院議長のヨンユット・ティヤパイラット氏に対して、再選挙への出馬が禁止され、また向こう5年間に渡り被選挙権が剥奪されるレッドカードを発行する判決を下した。
同氏に関しては、昨年12月23日に行われた総選挙の際に地盤であるチェンラーイ県内のガムナンを招集し現金を渡し投票への協力を要請したとして選挙違反に問われていたもので、最高裁判所は、同氏に対してレッドカードを発行するべきであるとした選挙委員会側の判断を支持した。
当時パラン・プラチャーチョン党の副党首だったヨンユット氏の選挙違反確定により、党幹部に対する選挙違反が確定し解党の是非が問われているチャート・タイ党、マッチマーティパッタイ党等と同様にパラン・プラチャーチョン党も解党の是非が問われる事がほぼ確実になった。
一方、この判決を受けパラン・プラチャーチョン党のガーン副党首は、党の解党が避けられないとして、下院を解散し新党の名の下で選挙に臨むべきであるとサマック首相に提案する考えを示した。
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