民主主義市民連合に合流した東北地区救国ネットワークのタイゴン調整役は26日、法廷の権威を侮辱した罪で最高裁判所から6ヶ月の禁固及び1,000バーツの罰金の支払いを命じられたタクシン元首相夫妻が絡む国有地不正収容疑惑裁判の顧問弁護団3人の内、実際に200万バーツ入りの現金が入った菓子箱を届けたとされるタナー・タンシリ元被告が、ポヂャマーン・タクシン元首相夫人の姪を妻に持つ、タクシン元首相やポヂャマーン夫人と極めて近い関係にある人物である事を明らかにした。
その上で、同調整役は200万バーツの出所を明確にし、タナー元被告だけでなく同元被告の夫人や現金の手配に関与した者に対しても法的な処罰を与えるべきであると指摘した。
因みに、ポヂャマーン夫人の実父のサムゥー・ダマポン警察中将(故人)は、警察局の元副局長で、また、タクシン元首相は警察へのコンピュータ・リース事業でビジネスでの成功のきっかけを掴んだとされている。
一方、実刑判決が下された3人の弁護士(内1人は弁護士アシスタント)が所属するタイ弁護士会は、判決内容を分析した上で、弁護士法に基づき3弁護士除名の為の懲罰委員会を招集する方針を明らかにした。
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