下院議会野党首班のアピシット民主党党首は24日開かれた首相・内閣不信任審議の中で、サマック政権は、発足から今日にいたるまで、効率性、方向性、統一性何れにも欠けた施政により、国民及び国家に対して多大な損害をもたらしてきたと指摘した上で、国民が抱える問題の早急な解決が望まれている今こそ、サマック政権に欠けている諸問題に対して真っ向から真摯な姿勢で取り組む事が出来る政府が必要な時にあると指摘した。
更にアピシット党首は、サマック政権誕生以来、一国のリーダーとしての資質に欠けるサマック首相に率いられた政府側が、経済・社会問題に対する取り組みをおざなりにし、更に南部国境三県域問題を見捨てる一方で、タクシン元首相が絡む問題の解決に注力してきたと指摘した上で、この様な全体よりも個人の利益しか見えない政府が施政を続けていく事により、国民は更に困難に晒され、国家は更に失墜の危機に晒される事になるだけでなく、次の首相に激務を強いる多大な問題を残すことになると指摘した。
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