18日午後、サマック首相がアヌポン陸軍司令官とパチャラワート国家警察本部長を交え緊急の協議を行った事が確認された。
20日午後に予定されている、民主主義市民連合の首相官邸前に向けたデモ行進に対する対策に関して協議が行われたと見られる。
尚、パチャラワート本部長は緊急協議後に記者団に対して、連合に対して強行的な手段を講じる方針が無いことを確認すると共に、首相官邸に通じるマカーワン・ランサン橋を連合のデモ隊が超えることを徹底的に阻止する方針を確認している。しかし、その際に陸軍側が阻止行動に関与する可能性に関しては明言を避けている。
一方、チャルゥム内務大臣は18日午前、首相官邸に向けたデモ行進を計画している連合に対する対策は首相の任務の範疇であると断った上で、良からぬ考えを持つ者が、バンコクの情勢を煽動し政府に打撃を与える事を意図した不穏な計画を(連合がデモを計画している)今週末頃に都心部で実行する為に武器類をバンコク内に持ち込んでいる事を明らかにした。
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