18日午前、1,000人前後の民主主義市民連合関係者が外務省前に集まり、国境線紛争地帯に立地するワット・カーオプラウィハーンのカンボジア政府による世界遺産登録に道を開く為に新たな"線引き"を行ったノパドン外務大臣を売国奴と非難すると共にタクシン元首相の代理人である同大臣の辞任を要求した。
連合側は、タイ語だけでなくカンボジア語、英語、日本語、中国語で、線引きによりワット・プラウィハーンをカンボジアに引き渡した政府を非難すると共に、同所がタイ領内に立地していない事を確認した先の閣議決定の詳細を国民に開示するよう要求した。
一方、先にタイ中央銀行前で座り込み抗議活動を展開していた負債農民ネットワーク関係者は、政府側の対応に満足できないとして、18日朝、再度同所前で抗議活動を開始し、更にバンコクへの乗り入れが禁止されているロット・イーテーン(トラクター等を改造した農業用運搬車)や小型トラック約60台に分乗した関係者約600人が、中央銀行前に向け行進を開始した。
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