3日21:00過ぎ、ヤッラー県県都内中心部にある行政庁舎付近で爆発が発生し、行政庁舎職員の24歳の女性が死亡し、付近で開催されていた赤新月社(イスラム系の赤十字社)のイベントに参加していた住民等5人(報道により4人)が負傷を負った。
爆発物は、赤新月社のイベントに参加する者の為に行政庁舎の敷地内に臨時で設けられていたバイクの駐輪場内で発生し、死亡した女性は駐輪場内でバイクの受け渡し・管理任務に就いていた。
目撃証言や監視カメラ映像の解析から、バイクに乗った2人組が駐輪場にバイクを駐車し、大急ぎで現場から離れていった直後に爆発が発生した事が確認されている。また、警察によると、2人組の内1人は女性だった可能性が極めて高いという。
一方、同県ヤッハー郡内では、4日早朝、人数不明の一味がイスラム系住民宅に押し入り、礼拝の最中だった3人に向け銃を乱射し、3人全員が死亡した。
当局側は、事件が発生した地域一帯の住民が当局側に協力的だったことから、住民を脅迫する目的で殺害したとの見方を示した。
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