25日22:00過ぎ、首相官邸前に向け移動を進めていた民主主義市民連合は、マカワーン・ランサン橋の手前で警察側の阻止にあい、最終的に同橋手前の交差点付近に演台を設置し座り込み抗議活動を展開する方針を決定した。場所は、国連本部前付近。
一方、今回開催された集会及びデモ行進の際に、暴力を旨とする反連合派が投げた石状の物と思われるものにより、行進のしんがりのグループに参加していたASTVの男性キャスターが負傷を負った他、25日21:00迄に集会参加者3人(男性1、女性2)が反連合派による暴力行為により負傷を負い病院に搬送された。
更に、一部報道によると、連合のしんがりのグループと反連合派との間で、両者入り乱れた衝突が発生し、事態収拾が不可能であると判断した警察側が人数に勝る連合側に向け催涙弾を打ち込むという事態も発生し、連合側7人、反連合派側3人が負傷を負った模様。
また、憲法改正審議案に署名した上下院議員の罷免を要求する書面への署名を終えたばかりの50歳の女性が、中年の男に暴行を振るわれた。良くて500バーツの罰金だけで済まされるだけで根本的な解決には繋がらないとして、警察に被害届を出す考えは無いと語る女性によると、5人以上の警察官が現場を目撃していたが、同行していた女性が助けを求めるまで間に入ろうとしなかったという。
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