国家汚職防止取締委員会が20日公開した、全下院議員480人から提出された資産報告書により、総資産額では、36,195,929バーツだった野党首班のアピシット民主党党首の方が9,082,771だったサマック首相より上回っていた事が明らかになった。
尚、夫人の総資産を含めた場合でも、50,840,367バーツだったアピシット党首側が26.065,344バーツだったサマック首相を上回る結果になった。
また、長年政治の世界に身を置いていた閣僚に、配偶者側に多くの資産を振り替える傾向が見られ、例えば、サマック首相の場合は、本人の9,082,771バーツに対して、夫人は16,982,573バーツ、新希望党、タイ・ラック・タイ党の主要な出資者だった事でも知られるサンティ運輸大臣は、本人の7,583,115バーツに対して、夫人は113,921,650バーツ等となっているのに対して、前回の総選挙で実業界から政界入りしたミンクワン副首相兼商務大臣は、本人資産だけで142,417,721バーツとなっていた。
尚、長年不正蓄財疑惑が指摘されてきたチャルゥム内務大臣は、本人の109,630,507バーツに対して、夫人は50,902,344バーツだった。
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