ラーチャパット大学スワン・ドゥシット校が行う世論調査、スワン・ドゥシット・ポールが、22県内在住の5,173人を対象に9日から16日にかけて行った社会問題をキーワードにした調査で、最も多い38.29%の回答者が、走行中の10輪トラックへの投石により助手席に乗った少年が死亡した事件が、社会が危機的な状況にある事を象徴する事件であると捉えていた事が明らかになった。
また、27.28%の回答者が、名刹の仏像が盗まれた事件を社会的危機を象徴する事件としてあげ、以下、若者・学生による売春(19.95%)、高圧鉄塔の土台固定用金具の盗難事件(6.55%)、金行・銀行強盗事件(5.30)と続く結果になった。
更に、現在の社会情勢に関しては、52.08%の回答者が、早急に対策を講じなければいけない程に危機的な状況にあると回答し、次いで、41.62%が、危機的な状況に向かいつつあると回答し、まだ危機的な状況には無く、依然解決可能な状態にあると回答した者は僅かに6.30%に留まった。
一方、社会情勢を悪化させる要因に関しては、シンパシーに欠けた自己中心的な思考傾向をあげた者が一番多く、以下、家庭内対立・家庭内の愛情の欠如、他人の存在を無視した常識に欠けた思考傾向、当局側の社会問題への無関心、自分だけが裕福になろうとする思考傾向と続く結果になった。
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