12日未明、ナラーティワート県タークバイ郡内で、村長でもある妻(51)及び息子(12)を乗せ、学校周辺の警戒作業の為にバイクで現場に向かっていたイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され、男性が死亡し、妻及び息子が重傷を負った。
尚、報道によっては、3人が、自宅に押し入った3人前後と見られる一味に銃撃されたとするものもある。
死亡した男性は、分離主義組織パッターニー統一解放機構(PULO)の元中核幹部で、6年前に転向して以降は、情報要員として分離主義組織の動向等に関する情報を当局側に提供していたことから、当局側は、報復目的での殺害と見て、村長でもある妻が襲撃のターゲットだった可能性も含めて捜査を開始した。
また、同県バーヂョ郡内では、11日0:00過ぎ、51歳の副村長が、自宅前で車から降りたところで、付近で待ち伏せしていたと見られる人数不明の一味に銃撃され重傷を負った。
一方、ヤッラー県ベートン郡内では、12日未明、モスクでの礼拝を終え、帰宅の為に村道内を歩行中だった36歳のイスラム系住民男性が、何者かに銃撃され死亡し、同県ラーマン郡内では、10日未明、29歳(報道により35)と71歳(報道により80)のイスラム系住民男女が、家に押し入った人数不明の一味に銃撃され死亡た。死亡した2人は孫と祖母(報道により息子と母親)の関係にあり、一部報道によると、祖母は膝痛の為に寝たきりの生活を送っていた。
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