18日開かれた施政方針演説国家の際に、矢継ぎ早に自らの過去について追及してくる民主党のアピシット党首に対してサマック首相が、当時の事情を知らないような若造から教えを受ける筋合いは無いと不快感を示す場面が見られた。
これは、アピシット党首等民主党陣営によるサマック首相の流血の惨事への関与や過去のクーデター政権への参画に関する質問の一貫として同党首側が、1976年10月6日の流血の惨事後に成立したクーデター政権に同首相が内務大臣として参画した際に、新聞を閉鎖に追い込むなど言論弾圧に関与していたと指摘した際に語られたもので、首相側は新聞を閉鎖に追い込んだのはクーデター勢力側で自身は一切関与しておらず、むしろその新聞を復活させたのが自分であるとし、指摘を否定した上で「現在自分に対して教示しようとしている者は、当時11歳でイギリスに住んでいた」と語り同党首の質問に対して強い不快感といらだちを見せた。
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