女性実業家や子供3人を誘拐し身代金を要求した国境警備警察8人組を逮捕
首都圏警察本部は25日未明、衣料品関係のビジネスを展開している女性と2人の息子の計3人を誘拐し身代金を要求した容疑で大尉クラスを含む国境警備警察官8人及び女3人を含む4人の民間人の身柄を24日夜半に拘束した事を明らかにした上で、警察のみならず国家の威信をも傷つけた許されざる犯行であると非難した。
武装警察官50人以上を投入した大がかりな拘束劇だったという。
調べによると、チュムポン県内にある国境警備警察隊に所属する警察官13人及び4人の民間人の17人が共謀して、20日に麻薬関連の家宅捜索であると偽ってバンコクのバーンパラット区内のコンドミニアム内にある女性(42)の部屋を急襲し、ヤー・イーやヤー・アイスを女性に仕込み女性及び息子2人の計3人を拉致し、パヤータイ区内にある民家内に監禁すると共に、子供に暴力を振るいながら要求を聞かなかった場合は子供を殺すと脅かし850万バーツ(報道により800万バーツ)の身代金の支払いを強要し、ATMを巡らせ身代金を揃えさせた上で22日に女性の身柄を解放したが、女性が夫に相談した上で警察に被害を届けた事により明るみになり今回の大がかりな逮捕劇になったという。
今回の逮捕の際に、女性が支払った身代金の内509万バーツ(報道により340万バーツ)が回収されている。
警察側は、グループが裕福な者を対象に同様な手口で犯行を繰り返していたと見て捜査を行うと共に、何れも国境警備警察官と見られる残りの5人がチョンブリー方面に逃走したと見て緊急配備を敷き行方を追っている。
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