新聞記者協会のまとめによると、南部情勢激化の端緒となったナラーティワート県で武器庫襲撃強奪・学校連続放火事件が発生した2004年1月4日から2007年末までの3年間に南部国境三県及びソンクラー県4郡内で発生した不穏な動きにより合計2,848人が死亡した。
また、県別の発生状況では、ナラーティワート県の694件が一番多く、以下、ヤッラー県(688件)、パッターニー県(674件)、ソンクラー県4郡(69件)と続き、また、地区別の発生状況ではヤッラー県県都が244件と一番多く、次いでナラーティワート県ルゥーソ郡の144件、ヤッラー県バンナンサター郡の140件と続く結果になり、一方でソンクラー県ナータウィー郡が2件と最も発生件数が少ない地区となった。
更に、不穏な動きの態様に関しては、銃撃が最も多く合計で1,176件発生し、以下、爆破(444件)、放火(282件)、鋲の路上撒布(104件)、その他(44件)と続く結果になった。
タイの地元新聞を読む