27日夜、チャート・タイ党のバンハーン党首及びプゥア・ペーンディン党のスウィット党首が共同で記者会見を行い、今後も両党が共同歩調をとっていく事を再確認すると共に、パラン・プラチャーチョン党主導の政権に両党が参画する前提となる五つの条件を提示した。
1.王室の尊重
2.プレーム枢密院評議会議長に対する誹謗中傷行為の中止
3.政権を報復手段として利用しない
4.国内の法手続に付すためにタクシン前首相の帰国を実現させる
5.国家毀損行為調査特別委員会(資産調査特別委員会)の存続
両党に関しては、先にパラン・プラチャーチョン党外事関連担当顧問のヂャクラポップ・ペーンケー氏(元政府報道官)が、開票作業でパラン・プラチャーチョン党の優勢が伝えられている事を受けプレーム枢密院評議会議長が状況を問いただすために両党の党首を公邸に招致したと指摘していたが、事実関係は確認されていない。
一方、この五つの条件に対してパラン・プラチャーチョン党のグテープ報道官は、プレーム枢密院評議会議長関連を含め既に党側が実行しており、また国家毀損行為特別委員会関連に関しても既に同委員会の任期が定められている事から問題無いとの考えを示した上で、最終的に"口達者な者がほざいている"165議席の民主党だけが議会内で野党として残る事になるとの見通しを示した。
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