9日未明ウタイターニー県スワーンアーロム郡内で、チャート・タイ党の票の取りまとめ役の男性(52)が、自宅に押し入った男に射殺されるという事件が発生した。 射殺された男性はタムボン行政機構の元評議会議長で、男性の妻(32)によると、男性はチャート・タイ党の有力な票の取りまとめ役であるだけでなく、次期行政機構評議会議長選挙にも出馬する方針を明らかにしていたという。 警察側は、政治絡みや男性が地元の有力者として関与していたと見られる麻薬取引関連の線だけでなく、事件発生から警察への通報まで時間がかかっているなど不審な点があることから、男性の女性関係絡みの線も含め捜査を展開すると共に、男性が殺害される直前に電話で会話を交わしたと見られる人物が何らかの事情を知っている可能性もあると見て交信相手の特定を急ぐ方針を明らかにした。 一方、民主党選挙対策センター・チェンマイ事務所は9日、7日に同県ホート郡ハーンドン郡内で県内第四地区選挙区から出馬している党公認候補が遊説中に何者かに銃撃されていた事を明らかにした。 銃弾が候補者から約1メートル離れた場所を狙って発砲されていたことから、脅迫する意図を持って発砲されたものと見られる。 センター側によると、銃撃を受けた候補者に対しては、立候補の阻止を意図した脅迫電話があっただけでなく、事件発生の数日前にも同様な脅迫電話があり、また銃撃発生前に実行グループの内の一人が地元の商店主に誰が候補者か尋ねていた事が確認されているという。
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