民主党のアピシット党首は6日、タクシン前首相系のサイトHi-Thaksin.net上に、今回行われる総選挙で民主党に投票すると民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏がおまけについてくるとの事実に基づかない記述がある事を明らかにした上で、選挙委員会に対してかかる記述が選挙法で禁止された政党による虚偽情報の意図的な流布に抵触するか検討を要請すると共に、国民の政治離れに繋がる政党同士の誹謗中傷合戦の激化を防ぐ上でも誠実を旨に各党の選挙戦の状況の監視にあたるよう要請した。 アピシット党首によると、今回のような言われも無き中傷に関わることなく、今後も建設的な選挙活動を展開していく意向であるという。 尚、久しく動静が伝えられていないソンティ・リムトーングン氏は、選挙終了まで出家すると宣言し、現在ウドンターニー県内のルワンター・マハーブア師の寺で修行中。 一方、選挙委員会のソットシリー委員は6日、Hi-Thaksin.net内に「住民がパラン・プラチャーチョン党に投票し同党による政権が誕生するればタクシン前首相が”安全に”タイに帰国できるようになり、また再度首相に指名する事も可能になる」との記述が社会対立を煽動し国内安全保障を脅かす恐れがあるとして、情報通信技術省に当該サイトの閉鎖を視野にした対応を要請すると共に、かかる喧伝行為に被選挙権が剥奪された元タイ・ラック・タイ党幹部111人の何れかが関わっていないか調査を進める方針を明らかにした。 仮に、前党幹部が関与している事が明白になった場合は、喩えパラン・プラチャーチョン党が政権を樹立しても同党解党の要件に為り得るという。
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