29日朝、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた国境警備警察隊の車列に向け銃を乱射し、約20分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走しするという事件が発生し、銃撃戦により部隊を指揮していた33歳(報道により30歳)の警察大尉が死亡した。 銃撃を受けた部隊は、プラヂュアップキーリーカン県チャアム郡(報道によりフワヒン郡)内にある国境警備警察部隊から当地に派遣されていた。 事件が発生した現場はナラーティワート県とパッターニー県と県境を接する三角地帯で、一部報道は陸空から実行グループの行方を追っている当局側と実行グループとの間で断続的に銃撃戦が発生していると報じている。 一方、ナラーティワート県ルゥーソ郡内中心部では29日7:00前、モスク付近の路上脇でゴミ収集作業中だった42歳の地元行政当局の職員女性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負った。 同郡中心部では南部情勢が激化した2004年以来、女性が所属する行政当局の職員を狙った銃撃事件が8件発生し、3人が死亡し5人が負傷を負っていた。
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