11日昼過ぎナラーティワート県シーサーコン郡内で、バイクで乗り付けた2人組の男が学校の教員室内に押し入り、昼食の為に休憩中だった43歳と26歳の女性教師に向け至近から銃を乱射し殺害した。 殺害された2人は何れも仏教徒で他地域への転勤を希望していたという。 また、発生当時室内にいたイスラム教徒の教師1人が難を逃れていることから、当初から仏教徒である被害者2人をターゲットに襲撃したと見られる。 事件は登校していた児童達の目前で発生し、実行グループが発砲した銃声を聞いた児童や学校関係者が四方八方に逃げまどう場面も見られた。 ナラーティワート県のガーラン知事によると、これまでに実行犯1人の身柄を拘束しており、取り調べに対して教師2人を射殺した男を乗せバイクで学校に乗り付けた事を認める証言をしているという。 一方、同県ランゲ郡内では11日昼過ぎ、昼食に出かけるために小型トラックで路上を走行中だった50歳の仏教系の学校教師の男性が、バイク3台に分乗した6人組に一斉に銃撃され死亡した。
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