首都圏警察本部のアディソン本部長は23日午前、同本部第9分署に所属する副指揮官クラスの警察大佐が22日夜半に射殺され、更に一緒にいた一般市民等4人が死傷した事件に関与した容疑でチァン・マイ県出身のモントリー・セーンカム容疑者(40)に対する逮捕状を取得した事を明らかにしました。 事件は22日22:00過ぎ、バンコクのバーン・クン・ティヤン区サメーダム地区ソーイ・エーカチャイ69内にある4階建ての商業用ビル前で、首都圏警察本部第9分署に所属するプラポン・ゲーンゴーソン警察大佐等がナンバーを付けていないBMWに乗った男に銃撃され、同警察大佐や運転手の上級巡査部長及び輸入電化製品等を扱う商店のオーナー女性が死亡し、警察中佐及びオーナー女性の夫(報道により弟)が負傷を負ったというもので、オーナー女性の夫の証言等から、当時警察大佐等と一緒にいながら難を逃れていたいたオーナー女性の妹の元夫で射撃の名手としても知られていたモントリー容疑者の名前が浮かび上がり今回の逮捕状発行となったようです。 警察側は、元妻ながら子供の面倒を見るために依然モントリー容疑者と同居状態にあったオーナー女性の妹とプラポン警察大佐が4年前から交際していた事から、男女関係のもつれが犯行の背景にある可能性が高いとしているものの、同警察大佐が重要事件の捜査に関与しており、特にタクシン前首相爆殺未遂疑惑事件に関しては軍関係者の容疑者に対する事情聴取を担当していた事から、同警察大佐が関与している捜査案件絡み及び個人的な係争絡みの線も含めて捜査を展開しているとしているようです。 一方、この事件の発生を受け国家警察本部のセーリーピスット本部長代行は23日朝、管下に対して全力を挙げて容疑者を逮捕するよう檄を飛ばすと共に、仮に容疑者が銃で反撃してきた場合は撃ち殺しても構わないと通達しているようです。
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