選挙委員会が発表した非公式集計結果によると、バンコク都内36選挙区全てでタイ・ラック・タイ党所属の候補が当選を決めたものの、棄権票を上回る得票数で当選を決めたのは僅かに10選挙のみだったようです。 同委員会によると、バンコク都内では小政党を含む候補者に投じられた票1,260,852票を上まる1,319,206票の棄権票が投じられ、全体で棄権票が50.13%を締め、また投票率は63.47%だったようです。 一方、タイ・ラック・タイ党候補者の単一候補者選挙区で20%以上の要件を満たすことが出来ず、再投票が確実になった選挙区はグラッビー県、チュムポン県、トラン県、ナコン・シー・タンマラート県、ナラーティワート県、プラヂュアップ・キーリーカン県、パン・ンガー県、サトゥーン県、ソンクラー県、パッターニー県、パッタルン県、プーケット県、ヤッラー県、ぺーチャブリー県、スラーッターニー県の15県内38選挙区という結果になったようです。 尚、選挙委員会によると再投票は9日、16日及び23日に行われる予定で、特に9日の再投票では総有権者数の20%の票を得られなかった同一候補者で行われる予定になっているようですが、それ以降に関しては同一候補で行うのか、別の候補で行うのかまだ決定されていないようです。 いずれにしても、何回も再投票を行う事態になると、国民の政治不信を加速させる結果にもなりかねませんが、タイ・ラック・タイ党のポーキン・パラグン氏は選挙委員会に対して総選挙後30日以内に下院議会を成立させるために早めに憲法裁判所の判断を仰いで置くべきであると指摘していました。
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