既に8日、9日付けの各紙で報じられていますが、人気掲示板サイトのPantip.com内に開設されている政治関連の掲示板「ラーチャダムヌゥン・ルーム」に対して、7日夜半までに一時閉鎖措置が講じられれると共に、サイト上にサイト・オーナー名で「サイト存続の為に政治的な書き込みをしないで欲しい」と記された文面が掲載されている事が明らかになっています。 今回の措置に関して情報通信技術省のシッティチャイ大臣は、国内安全保障を脅かす恐れがある書き込みを防止する為の”一時的な”措置であることを強調しているようですが、8日19:00代に放送されたネーション・チャンネルのニュースショーの中で行われたサイト・オーナーへの電話インタビューの中でオーナー側は、問題があると指摘された書き込みは”過激”とはほど遠い穏やかなもので、またサイト側が掲示板に書き込みをする者全てに対して事前メンバー登録を義務づけており、容易に書き込みをした人物の特定ができること、また、常時書き込みを監視していることから、安全保障を本当に脅かすような書き込みは出来ないはずであると語り、今回の措置に疑問を呈すると共に情報通信技術省側の対応に対して不快感を示していました。 尚、Pantip.comは、ネーション社系のメディアと提携したリベラル且つ過激な論調の記述が多い掲示板として知られていたと記憶していますが、9日付けのネーション紙内に、同サイトが親タクシン、反プーヂャッガーン(ソンティ・リムトーングン氏系のメディア)系のサイトと認識されていることが閉鎖措置の背景にある事を示唆する記述が見られれました。
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