5日4:00前、小型トラックで現れた5人以上と見られる一味が夜間外出禁止令が発令されているヤッラー県ヤッハー郡内にあるイスラムの礼拝施設に向け4発(報道により3発)の小型榴弾を投げ込み爆破させると共に、礼拝の為に集まっていたイスラム系住民に向け銃を乱射し、少なくとも16人のイスラム系住民が負傷を負うという事件が発生しました。 (報道により銃の乱射は無かったとするものも) また、前後して同一グループと見られる一味が礼拝施設から約1Km離れた場所にあるモスクに向け銃を乱射(報道により小型榴弾を投げ込む)した上で逃走するという事件も発生しているようですが、人的な被害は確認されていないようです。 爆発が発生した礼拝施設は4日夜半に放火された学校の斜め前に所在し、発生当時100人近くのイスラム系住民が礼拝の為に同所を訪れていたようです。 また、隣接するソンクラー県サバーヨーイ郡内と同様に、この事件を契機に「モスクの爆破は連続放火に対する当局側の報復である」との分離主義組織側の喧伝に煽動されたイスラム系住民と当局や仏教系住民との対立が激化する事も予想されます。 一方、夜間外出禁止令が発令されている同県ヤッハー郡及びバンナンサター郡内で4日20:00頃から23:00過ぎに発生した連続放火事件に関しては、5日9:00までに少なくとも11箇所の学校や保健所、教師住宅等が連続して放火された事が確認されているようです。 参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6476 (ビデオ) (タイ時間 9:10掲載 14:10更新)【南部情勢の最新記事】
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