タクシン支持派と目されていた市民団体代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏は11日、政府及び国家安全保障評議会の信用失墜を狙うための水面下の動きを支援する為に旧政権関係者に支給された15億バーツの内、2億バーツが信用失墜を狙う団体への活動支援金に、3億バーツが圧力を掛けるための大衆動員に利用され、更に10億バーツが学校放火や首都圏に於ける連続爆破事件等の破壊活動の準備資金として軍や警察関係者に支給されていた事を明らかにしました。 これは、連続爆破事件を始めとする政府や国家安全保障評議会の信用失墜を狙った一連の負緒な動きに関与している人物のリストを連続爆破事件捜査チーム首班のヂョンラック・ヂュターノン警察中将(国家警察本部長補佐)に提出した際に、マスコミに明らかにされたもの。 チャナーパット氏によると、特に総額6億バーツを投じて実行されたと見られる首都圏内8ヶ所で発生した連続爆破事件に関しては、現政権内で閣僚ポストを得ることが出来なかった、嘗てはタクシン前首相とライバル関係にあった事でも知られる退役軍人のP(ポー・パーン)大将が背後で糸を引き、警察少将クラスを含む10人以上の移民警察局の関係者及びスワンナプーム新国際空港関連で事業免許を受けている企業ぼオーナーが中心になって計画され、実行役にはバンコクにミンブリー区及びサムットプラーガーン県内に所在する違法入国で摘発されていたミャンマーのカレン人の軍出身者等を利用していたようです。 尚、同様な情報は既に国家安全保障評議会にも提出してあるとの由。 先に、チャナーパット氏は、スワンナプーム新国際空港の洪水対策工事を受注した企業のオーナーが、工事予算の一部から捻出した15億バーツを、一連の不穏な動きの支援資金として提供していた疑惑が有ることを明らかにしていました。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む