南部に拠点を置く情報当局は29日、パッターニー国の建国記念日とされる12月11日以降に南部国境三県域内で広範囲に渡る大規模な破壊行動が計画されている恐れがあると警告しました。 同筋によると、12月11日に非公然分離主義組織"BRNコーディネート"の首領と目されるサペーイン・バーソー容疑者が中心になってマレーシアのクランタン州内の村内で、資金調達を兼ねた独立記念日を記念した集会を開催し、南部国境三県域内の同士の活動を支援する為に5,000万バーツ規模の資金の調達を行い、それにあわせ組織の潜在力を誇示する為に南部国境三県域内で大規模な破壊活動にでる恐れがあるようです。 また、活動支援資金の多くがマレーシア国内のタイ料理レストランの業者団体からの寄付金やみかじめ料収入から手当てされるものと見られているようです。 一方、情報当局筋は、現在南部で頻発している襲撃事件に関与している主に若者で構成される実行グループが、国外で訓練を受けた組織員により各地で独自に組織された実戦部隊に所属している事を明らかにしています。 同筋によると、実行グループが所属する新興の分離主義組織は、イスラム国家の分離独立という目標の下で強固に団結しており、対話路線を明確にしている政府の方針に迎合せず、対話路線に歓迎を表明しているブゥーサートゥーやPULO等の旧来の組織と異なり、融和路線を頑なに拒絶する傾向が強いようです。(ここら辺はブゥーサートゥーのワン・カディル氏の発言と一致しています)
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