スラユット首相は21日、マレーシア国内にあるタイ料理店のネットワーク、所謂"トム・ヤム・グン"と呼ばれるネットワークが、南部国境三県域内における一連の不穏な動きに関与している組織の主要な資金源になっていることを明らかにしました。 首相によると、トム・ヤム・グン・ネットワークはタイ料理店を表看板に掲げる裏で、華人系、仏教系、イスラム系に関係なくタイ人の実業家等に対する脅迫やみかじめ料の徴収で資金を稼ぎ、それが組織側に回っているとのことで、現在資金の流れを断ち切る方策を講じている最中なようです。 マレーシア国内にあるタイ料理店の多くが南部国境三県出身のイスラム系タイ人が経営していると見られているようです。 一方、スラユット首相は、南部問題を中心に討議する為に23日に特別閣議を招集する方針を明らかにしていました。
【南部情勢の最新記事】
パッターニーの結婚式会場で発砲、新郎の父...パッターニーで銃撃戦、分離主義組織関係者...新興分離主義組織幹部を逮捕、パッターニー...ナラーティワートで金行店主が射殺、貴金属...仏教徒の男性が射殺された上で車もろとも火...タイの地元新聞を読む