スラユット首相は14日、同日開かれた閣議の席上で戒厳令見送りに関する具体的な協議が行われなかった事を明らかにしました。 戒厳令の解除に関しては、今週末ベトナムで開かれるAPEC首脳会談前までに解除されるのではないかとの観測がされ、またブンロート防衛大臣は折ある毎に楽観的な見通しを示していました。 閣議終了後に行われた記者会見の中でスラユット首相は、国家安全保障評議会側から現在の情勢に関する分析結果を含めた資料が提出されていない為、戒厳令の解除に関する具体的な協議は行われなかったとした上で、いずれにしても安全保障に関わる問題である為急ぐことなく充分に検討を重ねた上で解除の是非を検討するべきであるとの認識を示していました。 また、在バンコクのアメリカ大使から、アメリカ政府側にはAPEC首脳会談でタイの国内情勢を議題に取り上げる意向が無いとの言質を取り付けている事を明らかにした上で、戒厳令解除の先延ばしは外交関係に影響を与えないとの認識を示していました。
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