民主党最高顧問のチュワン・リークパイ氏(元首相)は5日、先々の政権に起こりえる問題を事前に排除する為にも、タクシン体制下で起きた問題を完全に一掃させるべきであるとの認識を示しました。 これは、先に国家立法評議会で発表された政府側の施政方針について感想を聞かれた際に語られたもので、チュワン氏は現政権及び国家安全保障評議会は、タクシン体制によりもたらされた国家的危機を解決するとの大義名分の元で実権を掌握したという事を充分に心得た上で、タクシン体制によりもたらされた問題が民主的に成立する次期政権の重荷になることが無いようにする為にも、公約に掲げた1年以内にタクシン体制の遺物の完全一掃を志すべきであると指摘していました。 一方、国家安全保障評議会や政府に脅威をもたらす恐れがある水面下の動きが特定の地方で展開されているとされている事に関しては、制圧や脅迫という手段を講じる事無く、そそのかされている地方の住民と理解の共有を進めることが重要であると指摘、更に水面下の動きに関与している首謀者等に対しては、厳格に法を執行するべきであると指摘すると共に、特に北部・東北部で断続的に発生している学校放火事件に関しては、首謀者の逮捕を急ぐと共に法に則り厳格な刑罰を下すべきであるとの認識を示していました。
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