国家安全保障評議会のソンティ議長は2日、特に東北地方を中心に反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜した政治的な動きを緊密に監視している事を明らかにしました。 これは、クーデターに抗議して戦車に特攻攻撃を仕掛けたタクシー運転手が自殺した事を受け、反クーデターを掲げるピラープ・カーオ2006と名乗る団体が毎夕抗議集会を開催する方針を明らかにしているなど、反クーデターを掲げた政治的な集会や動きが地方にまで波及する野ではないかと指摘されている事を受けたもので、タクシー運転手の自殺が与える影響に強い懸念を表明した上で、社会に混乱をもたらす恐れがある動きに対して緊密な監視を行っていると語っていました。 一方、政府に脅威をもたらす恐れがある水面下の動きに関しては、理想うよりも己の利権に固執しているタムボン行政機構や県行政機構の一部のグループが関与しているのみで、決して大多数の組織では無いことを明らかにしていました。 この発言に先立ってブンロート防衛大臣は、特に北部地方を中心に依然水面下の動きが確認されているとして、当面戒厳令の施行を継続させる必要があるとの認識を示していました。 尚、ピラープ・カーオ2006の動きに関しては、集会が開催されることは民主社会では普通の事であるとして、当面は静観する方針を明らかにしていました。
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