民主党のアピシット党首は30日、国家毀損行為特別調査委員会が解明を進めている、ポヂャマーン前首相夫人による国に差し押さえられていたラチャダーピセーク通り沿いにある一等地を不当に安価で落札した疑惑に絡んで、プリーディヤトーン副首相が、入札は公正・透明に行われていたと発言している事に関して、同副首相に対して慎重な発言を心掛けるべきであると指摘しました。 これは、問題となっている入札が行われた当時に、当該用地を管理していたタクシン政権が設立したタイ資産管理会社の総裁職にあったプリディーヤトン副首相が、敢えて現在疑惑の解明が行われている問題に対して、取引の正当性を主張した事を受けたもので、アピシット党首は、党独自に行った調査では、権力に近い者に有利に落札するよう工作が行われていた疑いが濃厚になっている事を明らかにした上で、同副首相は、調査結果を待たずに見解を述べる事無く、調査委員会による解明結果を待つべきであると指摘していました。 また、今回の発言が同副首相の保身の為に行われたと指摘されている事に関しては、直接的なコメントを避けた上で、同副首相は見解だけを述べずに、特別調査委員会による解明作業に協力する姿勢を見せるべきであると指摘していました。
【Coup D'etatの最新記事】
下院議長選出投票で連立与党の一部票がバン...国家安全保障評議会が活動を終了下院議会、副議長2人もパラン党から下院議会、ヨンユット・ティヤパイラット氏...国の事を第一に考え連立参画を決断したとバ...タイの地元新聞を読む