法務省特別捜査局のピヤワット報道官は30日、当時ジェマーイスラミアに協力した容疑で起訴されていたイスラム系住民の弁護活動に当たり、警察によって拷問まがいな事情聴取が行われていると告発していた、イスラム弁護士協会会長(当時)のソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪した事件に関して、タイ初の遺体が発見されていない殺人事件として起訴される可能性が高いことを明らかにしました。 同報道官によると、状況証拠に基づき、ソムチャーイ氏は、誘拐した警察関係者により殺害され、更に遺体は発見不能なまでに焼却粉砕された上で遺棄されたと立件した上で刑事起訴する可能性が高いようです。 この事件に関しては、これまでにこれまでに警察将校クラス(逮捕時は警察中佐、仮釈放後に警察大佐に昇格)を含む警察官4人が逮捕されていますが、全員がソムチャーイ氏失踪事件への関与を否定していると伝えられていました。 また、法務省のヂャラン臨時次官代行が、この事件を最優先案件として捜査を展開し、週ベースで捜査の進捗状況を報告するよう命じていました。 尚、当時ソムチャーイ氏が弁護にあたっていたジェマーイスラミアに協力していたとされた容疑者は、全員証拠不十分で無罪が確定しています。
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