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　バンドー化学（兵庫県神戸市）は23日、2050年までにバンドーグループの二酸化炭素（CO2）排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル実現に向けて、バンドー・マニュファクチャリング(タイランド)の工場屋上に太陽光発電システムを設置し、12月から稼働を開始したと発表した。

　同社によると、同システムの発電能力は1198キロワット。年間発電量は1620メガワットを見込んでおり、工場使用電力の約11.7％に相当。CO2削減量は年間828トンと予測している。

　同工場では2021年5月、発電能力998キロワットの太陽光発電システムを導入。今回導入したシステムと合わせ、同社工場の電源構成における太陽光発電の比率は約21.3％に上昇。CO2削減量は年間1546トンで、同社工場全体で約10.5%の削減 となる。

　同グループは国内全工場のほか、インド、中国・天津、スペイン工場にも太陽光発電システムを導入し、クリーンエネルギーの活用を進めている。