タイ国際航空は9月30日、証券取引委員会(SEC)とタイ証券取引所(SET)に増資を含む資本再建計画を提出した。2025年第2四半期の事業再生計画の解除を目指す。
タイラットの報道によると、同社は中央破産裁判所に事業再生の中止を申し立て、裁判所の許可を得たあと、2025年6月にタイ証券取引所へ再上場する予定。
またバンコク・ポストによると、同社は420億バーツ相当の新株を発行する計画。債権者に68億1000万株の新株を発行。株式価格は一株2.5452バーツで、計173億バーツになる。
残りの98億2000万株は既存株主や従業員、その他の投資家を対象とした第三者割当増資となる。同社は価格を明示していないが、1株当たり2.5452バーツより低い価格にはならない見込み。同社は年内に両株式の売却を完了する予定。
バンコク・ポストによると、SETは2021年5月、タイ国際航空の株取引を停止。タイ国際航空は破産申請し、裁判所は2022年10月に再生計画を承認した。同社は2025年までに問題を解決するよう裁判所から命じられている。