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　サイアム商業バンクは25日、食品配達やホテル予約などのサービスを提供する無料アプリ「ロビンフッド」を、7月31日に終了する予定だと発表した。

　マティチョンの報道によると、一般利用者は7月31日午前0時から、小売業者・乗客・運転手は手続きのため、同日午後8時から利用できなくなる。

　ロビンフッドアプリは、同バンクの持ち株会社SCBX社の子会社パープルベンチャーズ社が運営。コロナ渦の期間、バンコク首都圏の観光地で、商店や配達員、中小企業を支援するために設立した。

　同社はロビンフッドアプリについて、コロナ渦の危機が去り、企業も通常営業を再開したため、役割を終えたとコメントした。

　バンコク・ポストによると、同アプリは赤字事業で、2023年の損失は前年の19億バーツから21億バーツに拡大。SCBX社はタイ証券取引所への声明で、サービスの停止は株主利益の最大化を目指す資本管理に沿ったものだと述べた。