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　トヨタ自動車は14日、タイ工場で開発中の新型ピックアップトラック「ハイラックス」の電気自動車（ＥＶ）と、「IMV 0」のコンセプトカーを世界初公開した。タイの現地法人60周年記念パーティーに出席した豊田章男社長は、正式な発売は1年以上先としながら、「この2台が人々の生活の質を高め、新たなビジネスチャンスを提供できる」と話した。

　トヨタ・モーターズ（タイ）社取締役副社長スラサック氏によると、自動車の需要は特に観光業において、コロナ渦以前の水準に回復。消費動向にも変化があり、より信頼できるブランドを利用する傾向があるという。

　またタイ財務省は、国内で生産するEV車の普及を支援するため補助金を拠出。すでに予約が開始されているトヨタＥＶ車「bZ4X」とEVピックアップトラックも対象で、希望小売価格が200万バーツ以下の場合、支援金15万バーツを受け取ることができる。

　同省は2022年のタイのEV車予約件数を、過去最高の2万5000台以上と推計。2023年には5万台を達成すると予測している。