日本通運は17日、南アジア・オセアニア地域の統括会社南アジア・オセアニア日本通運が、トラック輸送と海上輸送を組み合わせたBCP対応用の輸送サービスの販売を開始したと発表した。
タイからマレーシア・ポートケランまでのクロスボーダー・トラック輸送と、ポートケラン港から日本の主要港までの海上輸送を組み合わせたサービス(最短16日)と、タイからシンガポールまでのクロスボーダー・トラック輸送と、シンガポール港から日本の主要港までの海上輸送を組み合わせたサービス(最短14日)となる。
東南アジア発海上貨物は、スペース不足やコンテナ不足の状況が続いており、輸送遅延や貨物の受託ができないなどの影響が発生している。タイ発貨物は特に影響が出ており、日本および他国への輸送ルートを確保するため、クロスボーダー・トラックを利用してポートケラン港やシンガポール港へ分散する輸送サービスを開発することになった。