ゴールドマン・サックス・インベストメンツ・ホールディングス・アジアとアポロ・アジア・スプリント・ホールディングスは、バンコクの最高層ビル「マハナコン」の開発に約84億バーツ投資することを決めた。
タイ地場の不動産開発会社ペース・デベロップメント(PACE)によると、ゴールドマン・サックス・グループから約25億バーツ、アポロ・アジア・スプリント・ホールディングスから約59億バーツ、合わせて約84億バーツをこのビルを開発する子会社2社に出資し株式の49%を取得する。この取引は今年2月に完了する見通し。この資金を建物内の商業施設、ルーフトップバーなどの開発資金に充てられる。
<最高層ビル「マハナコン」>
この建物はビジネス街のサトーン地区に昨年8月に完成。高さ314メートルで現在完成している建物の中では、タイ国内で最も高い建物とされている。(バンコク都内クロンサン地区に今年完成予定の複合施設「アイコンサイアム」のレジデンスに抜かれる見通し。)
建物内にはマリオットグループの高級ホテルブランド「リッツカールトン」のレジデンスが入っており、タイで最高級クラスの物件とされている。このほか、同じくマリオットグループのホテルブランド「エディション」(タイ国内初)、ルーフトップバー、商業施設が入った複合施設となっている。ただしホテル、商業施設など建物内の多くが未完成だ。