中古車販売大手のガリバーインターナショナルは、2017年までにASEAN加盟国全体で800店舗展開する計画を明らかにした。
この計画によると、まず初めにタイで中古車事業を展開するため、損害保険最大手のビリヤ・インシュアランスを有するタイ地場ビリヤ・グループと合弁で、ビリヤ・ガリバーを設立し、同国内でフランチャイズ展開を中心に中古車事業を展開していくという。来年2月に30店舗、2015年までに300店舗を展開していく予定だ。
ASEAN加盟国10カ国のうち、すでにインドネシア、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ブルネイの6カ国では、一部をのぞいて既に関税が撤廃されており、2015年には残り4カ国も関税が撤廃される予定であること、加盟国内での物品・サービス・資本・人の域内における自由な移動が可能となり、市場の流動性が高まり、自動車についてもこれまで以上に流動性が高まることが予想されるとし、ASEAN進出を決定した。