サイアム・パラゴンやサイアム・センターを経営するサイアム・ピワット社チャダーチップ取締役は、同社が保有するバンコク都内の土地8000-11万2000平方メートルをデパート・ホテル・オフィスビルなどの開発を積極的に行っていく方針であることを明らかにした。
同取締役によると、現在米発金融危機の影響でタイ経済も停滞の時期に入っており、経済活況の時期に比べ建設コストが20-30%程度安くなるという。そのため今こそ不動産開発を進める時期だとしている。同社がバンコク都内中心部のサイアム・パラゴン建設時、経済活況の時期ではなかったことから建設コストを20-30%も節約できたという。
また子会社でタイ国内で雑貨チェーンのLOFTを経営する「BIHC TRADING」は、今後2年間で新店舗を3店オープンさせると明かした。また既にサイアム・ディスカバリー内に入っているLOFTの商品売り場面積を1200平方メートルから3000平方メートルに拡張しており既存店の増改築も進めている。